英語がわからない外国人だっている!

英語がわからない外国人だっている!

【最近は田舎でも外国人が...】

 

私が住んでいるのは東北地方の田舎です。めぼしい観光地がない田舎であっても、最近はビジネスや英語教師など外国人の姿を目にすることが増えてきました。日本に住んでいると、外見がアジア系の人でなければ誰でも英語を話せると思いがち。実際、駅の案内や町のパンフレットなどは日本語と英語の表記しかありません。

 

 

 

【外国人がバリウム検査にやって来た!】

 

ある日、看護婦の友人が勤めているクリニックに白人の男性がやってきました。日本語は少ししか話せず、一緒に来た日本人によると、胃の検査をしたいとのこと。その人も検査をする時には病状を話すため診察室に残ってしまい、エックス線の部屋には彼女と白人男性のみ。彼女はもちろん、英語が堪能ではありません。

 

クリニックでは、外国人の患者さんのための講習をやっていました。彼女は習ったように英語で話しかけましたが、全く通じません。英語の説明シートを読んでもらっても首をふるばかり。

 

困り果てた彼女は日本語で話しかけました。

 

「そこに立つ!ここ掴む!オッケー?」

 

白人男性、機械の中にはいる。そこで彼女は続いてバリウムの入ったコップを渡して言いました。

 

「ドリンク!」

 

白人男性、首をかしげる。何度ドリンクプリーズを繰り返しても飲んでくれません。

 

「ごっくんプリーズ」

 

彼女はアクションを交え、自分がくるくる回ったり、右を向いたり、下向きになったりしながら全身で説明しました。

 

「ごっくんプリーズ!げっぷはしなーい!体ぐるぐーる!オッケー!?」

 

白人男性、満面の笑みで

 

「オッケー!」

 

そしてバリウムを飲み始めました。そうこうしているうちに通訳の人も来てくれて、検査は無事に終了。

 

あとから聞いたところによると、その白人男性はロシア人だったそうです。

 

 

 

【「ごっくんプリーズ!」でオッケー!】

 

緊張して大汗をかいた彼女でしたが、検査が終わるころにはすっかり打ち解けて、彼女は日本語とちょっと英語、白人男性はロシア語、通訳の人は英語とロシア語で話し、それでも言ってることはわかったとのこと。

 

もともと看護婦さんはコミュニケーション能力の高い人が多いですが、時にはボディランゲージのほうが雄弁なのだと思った一例でした。

 

彼女によると、伝えよう!と強く念じると伝わるそうです。その真偽は別にしても、外国の、特に困っている方がいたら、まず日本語でもいいから話しかけ、外国の方に対する苦手意識のようなものを無くすことが大事なんですね!